周りから聞こえてくる「コンディション」という言葉
ビリヤードを始めて間もない頃、とにかく球を黙々と撞く雨の日。
周囲から同じような言葉が聞こえてきました。
「今日のテーブルコンディションは難しいね」
コンディション?
当時はよくわかりませんでしたが、B級の頃、「あれ、いつもより手球が転がらない。。」と気になったことがあり、コンディションを意識するようになりました。
コンディションとは
ビリヤードのコンディションは、テーブルの状態をさします。
具体的には、主にラシャとクッションの状態を指すことが多いです。
ラシャのコンディションとは
ビリヤードテーブルはラシャという生地が表面を覆っています。緑色が一般的ですね。
ラシャは生地なので、水分を含むと湿って球の転がりが重く(遅く)なります。
新しいテーブルや大きな試合の特設会場のテーブルでは、新しいラシャが張られます。
新しいラシャは「さらラシャ」と呼ばれ、汚れがなく、湿気による水分も含んでいないので、よく転がります。
クッションのコンディション
クッションの表面はラシャと同じ素材ですが、コンディションに大きく影響するのが、中身のゴムです。
ゴムは経年劣化で反発力が弱くなったりするようです。また、ゴム自体の反発力はテーブルごとに様々です。
クッションにはいった球がピコンと反発するテーブルは、「クッションが早い」と表現したりします。
撞く時の強さの加減が一番難しい!
日本は湿度が高いので、夏場はラシャが重くなることが多いんですよね。
テーブルのコンディションを保つために空調に気を配っているお店もあります。今は電気代が高いので大変だと思います。
僕の経験として、ショットを撞く強さに基準を持つことで、コンディションへの調整力が向上したように感じたことがあります。
今日は少しラシャが重いなと思ったら、基準よりも少し強く撞く感じです。
上手な人を見ているとコンディションへの対応もピカイチなんですよね。
コンディションを意識した時、ちょっぴりビリヤードプレイヤーに近づいたと感じた当時の僕でした。