クッションを使って的球をかっこよく決めるキックショット(空クッション)は、狙い方があります。
ハーフVシステムを覚えるとキックショットの達人になれるかもしれません。キックショットを決めたら、周りの友人は目が点になるほどビックリしますよ。
ハーフVシステムとは
手球に順ヒネリを加えて、V字を描くようにクッションを利用して的球を当てる時に使用できるシステムです。ビリヤードテーブルのポイントに数字を割り当てて、簡単な計算により狙うポイントを算出します。
活用する場面(シーン)
的球を直接狙えない場面で、特に短クッションの近くに的球がある時に有効です。
ハーフVシステムは、空クッションで的球を狙います。空クッションとは、手球がまずクッションを経由して的球に当てるショットで、キックショットとも呼ばれます。
ハーフVシステムの数字を覚えるコツ!
それでは、ハーフVシステムを紹介しますが、、覚える数字がなかなか多くて、少し複雑です。
大きくは3つの数字を覚える必要があり、それぞれ数字の加算が異なります。
1、手球をファーストクッションする長クッションの数字
図の上部の10~70の10刻みの数字
2、的球側の短クッションの数字
図の左側の1~9の数字
3、手球側の長短クッションの数字
図の下部から右側にかけての1.0~7.0の数字。
システムは覚えると非常に便利ですが、覚えるのが大変(汗)。
ハーフVシステム/替え歌的な語呂合わせ的な覚え方
あくまで独自で考えた語呂合わせです。なんとなく覚えるよりは、記憶に残ると思います。ぜひ覚えるのに活用してください!
対向するポケットを基準と考えて~♪
狙うクッションを「十分に(10ずつ)」よく狙え~♪
狙うべき的球は「いちいち(1ずつ)」気にするな~♪
自分(手球)は狙うポケット(狙うポケットが基準)を「コツコツ(0.5ずつ)」狙うだけ~♪
ただし、コツコツも行き過ぎると「いいことないぜ(1ずつ)」~♪ ※5.0からは6.0、7.0と1.0刻みになること。
どうですか?なんとなくメロディーをつけて、記憶に刻まれるとよいのですが。。
ハーフVシステムの活用例
図のようなシーンで1番を左下のポケットに狙う時、テーブルの書くポイントにハーフVシステムの数値をあてはめます。
的球である1番が短クッションの7に位置しています。
手球の位置から短クッションの7の位置を狙うポイントを探します。探してみると手球側の長クッションのポイントは4.0、狙る長クッション側は28が最適だとわかりました。
手球は順ヒネリの撞点を撞きます。
28はポイントを狙うことに注意してください。
システムはクッションのコンディションやラシャや球の摩擦などが一定のもとで考えられています。実際には、空気の湿度によって水分を含んだラシャ、使用頻度によって劣化したラシャ、使いこまれた手球や的球の状態、台によって異なるクッションの反発具合など、コンディションはビリヤード台ごとに変化します。
ショットの強さやヒネリの量によっても変わります。
そのため、あくまで狙いを定める目安として利用するのが良いと思います。
そして、台のコンディションや自身のショットスピード、ヒネリ具合を勘案して、クッションを利用したショットの精度を高めていきましょう。
まとめ
どうでしたか?最初は数字を覚えるのが大変かと思います。
繰り返し実践することで覚えると思うので、このページの図解を見ながら練習してみてください。
キックショットを決めて、友人をビックリさせましょう!